男性誌・女性誌の表紙から学ぶキーワード広告の広告文
もういい加減に酒井法子の話はウンザリですよね。
なんですが本日に、たまたまセブンイレブンの
立ち読みコーナーを横切ろうとしたら
目に飛び込んできた雑誌の表紙。
思わず唸ってしまった。
緊急増刊の縦文字の横にデカデカ書かれている
酒井法子
の文字に対して、その下に
の次に逮捕される奴を告発
という黄色い文字が目に飛び込んできます。
コンビニの雑誌の立ち読みコーナーは
ご存知のように立て掛けてあるので
表紙の上部1/3とか1/4しか見えません。
ここにキャッチコピーを忍ばせないと
目に止まらないわけです。
通常はページ上部に雑誌名が書かれていますよね?
週刊●●
みたいな感じでデカデカと、それこそ黄色の文字で(笑)
この酒井法子の本を出しているのは笠倉出版社。
決してメジャーな出版社じゃないですし
雑誌名もENJOY MAXで、有名では無い。
なのに、デカデカと出版社名や雑誌名を書いても
誰も手に取ってくれない。
なので、いま話題の人名を使って
キャッチコピーにしている訳ですね。
キーワード広告やコンテンツ広告の広告文も同様なのですが
会社名など入れるのはNGで、お客様が検索している
キーワードをタイトルに入れるのが鉄則。
そういう意味では、この雑誌の表紙は
キーワード広告の見本として素晴らしいと思ったんです。
で、コンビニの立ち読みコーナーの前で
写メールを取る勇気もないので
中身には興味ないのですが買ってしまった(笑)
普通、雑誌の表紙で上部に
キャッチコピーが出ているのもありますが
表紙の下部には小さく出版社名が入ってます。
この酒井法子バージョンは、出版社名も無いんです。
思わず誰が出しているんだろうって
裏返して見てしまった。
もし、表紙の下部に出版社名が入っていたら
印象にも残らずスルーして中を見るんだろうけど
思わず裏表紙を見させた笠倉出版社は凄い!
久々に雑誌の表紙で興奮しちゃいました。
他にも、こんなノウハウがあります。
女性誌などでも上部に書名がありますが
女性誌の対象となりそうな芸能人を
書名に被らせるように顔を載せて
書名の横には付録をデカデカと。
つまり、書名なんて隠れて見えないんだけど
それより女性が憧れる芸能人を載せて注目させ、
ウォンツを高めた状態で
付録を見せてニーズを高めるって作戦です。
ほんと最近の女性ファッション誌のデザインは
凄くマーケティング的視点で考えられていますので
是非ご参考下さい。
ちなみに発売元の宝島社によると、この雑誌「sweet」は
2007年7月には20万部だった発行部数が
08年3月に46万部、5月号では60万部と大幅に伸びた。
付録につくブランドアイテムは、
同社が掲げるマーケティング戦略の中でも重要な要素という。
最後に、酒井法子の雑誌を読みたい方は
ENJOY MAX 2009年11月号増刊 芸能界薬物汚染の実態
http://amazon.jp/dp/B002ON0J0M
安室奈美恵の雑誌を読みたい方は
sweet (スウィート) 2009年 08月号 [雑誌]
http://amazon.jp/dp/B002DZC43G
で売ってますよ。
てな感じで、キーワード広告の参考になりますよ(笑)
分かりました?
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