新型インフルエンザに見る商品・サービス普及率の法則
イノベータ理論とか、普及率16%の論理とか、普及率のS字曲線とか
ライフサイクル理論とか、春夏秋冬理論などと呼ばれる理論があります。
物事が流行って行くには、滑らかのカーブを描き
ある時期になると一気に流れが加速し、やがて落ちつくという理論です。
分かりやすく言うと、植物が春に種を植えて、夏に大きくなり、
秋に実り、冬に枯れていくように全ての物に当てはまるというもの。
詳しくは
http://www.mitsue.co.jp/case/concept/02.html
に書いてあります。
その中で、それぞれのタイミングでの役目の人たちを
1.イノベーター=革新的採用者(2.5%)
2.オピニオンリーダー(アーリー・アドプター)=初期少数採用者(13.5%)
3.アーリー・マジョリティ=初期多数採用者(34%)
4.レイト・マジョリティ=後期多数採用者(34%)
5.ラガード=伝統主義者(または採用遅滞者)(16%)
という風に分かるんですが、特に16%の普及率を越えるかどうかで
その後に加速するのか、ブームが終わってしまうのか
決まると言われています。
その境目をキャズムといいます。
詳しくは
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/chasm.html
です。
今回の新型インフルエンザの感染率で考えてみましょう。
昨日のニュースでは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091129-00000017-jij-soci
のようになっていて、ピックアップすると
0~4歳 17.6%
5~14歳 50%越
15~19歳 27.6%
20~40代 2~5%
50代以上 1%弱
となり全年代では8.4%だそうです。
つまりインフルエンザが猛威に振るっていると騒がれていますが
特に5~14歳では、すでに半数だから大変な訳です。
これから
4.レイト・マジョリティ=後期多数採用者(34%)
に入って行くんですね。
世代により16%に達しているか達していないかで分かれます。
0~4歳は、キャズムの16%を越えてしまったので
さらに加速化しそうですし、15~19歳も大変ですね。
ただ、騒いでいる20~40代は2~5%で、50代以上は1%弱なんです。
自分自身というより、子供さんを心配している状況でしょう。
ちなみに、マスコミが流行っていると騒ぐのは普及率が2%くらい。
1.イノベーター=革新的採用者(2.5%)
と呼ばれるオタクが始めた段階で、次のステップである
2.オピニオンリーダー(アーリー・アドプター)=初期少数採用者(13.5%)
の口コミする人らに伝えるのが役目です。
なので、例えば、ヨン様ブームや、ブルセラだって、2%です。
誰でも好きで、誰でもやっているようなイメージですが
マスコミは既に先行型なので注意が必要です(笑)
最近では、twitterが流行っていると騒いでいますが
これだって、まだ2%くらいだと思います。
音楽ネタでは、ミリオンセラーだって、1億人の人口としたら
1%で100万人ですからね。
我が4人家族で5歳の息子がインフルエンザに掛かりました。
我が家での普及率は25%。
16%を越えたので、そりゃ騒ぎますって(笑)
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